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【医師コメント付き】生え際の産毛が増えるのはAGAかも? 産毛の原因と太くする方法

薄毛治療

最近、生え際に産毛のような細く・柔らかい髪の毛が増えてきたと感じることはありませんか? 産毛は新しく生えてきたばかりの状態にある髪の毛を指しますが、産毛状態の髪の毛が増えているのなら、AGA(男性型脱毛症)を発症しているかもしれません。

今回のAGAタイムスでは、生え際に産毛が増えてしまう理由や産毛を濃くする方法、またAGAとの関係について解説していきます。

なぜ産毛が増えるのか

産毛が増える原因としては、AGAによる髪の毛の「軟毛化」が挙げられます。AGAは男性ホルモンに起因する脱毛症で、髪の毛の生え変わる周期である「ヘアサイクル」が乱れてしまいます。ヘアサイクルの乱れは、髪の毛が伸びる「成長期」を極端に短くしてしまい、産毛のような弱々しい髪の毛を増やします。これがAGAにより髪の毛の軟毛化および産毛増加が起こる仕組みです。

AGAの他にも、栄養不足、質の悪い睡眠、ストレスなどが産毛増加の原因となっている可能性も考えられます。どのような原因であれ、何かしらの対策を行わなければ、将来薄毛に発展してしまう恐れもありますので、原因にあった対策を行うことが望ましいといえるでしょう。

産毛の増加とAGAの関係

前項で触れたように、産毛の増加は将来的に薄毛につながる可能性が十分に考えられます。中でも、AGAが産毛の原因である場合は自然に産毛が改善することは難しいといえるでしょう。

AGAによる産毛増加が自然に改善することが難しいのは、AGAの特性が関係しています。将来、薄毛へ発展してしまわないためにも、まずはAGAがどのような脱毛症なのか確認しておきましょう。

■AGAとは?

成人男性の薄毛の原因のほとんどはAGAだといわれており、前頭部や頭頂部を主体に薄毛の症状が出現するのが特徴です。AGAは進行性の脱毛症であるため、治療を行わない限り症状は徐々に進行していき、自然と改善することはありません。

AGAは男性ホルモンである「テストステロン」が体内にある還元酵素「5αリダクターゼ」と結合することで産生される「DHT」に起因して発症します。DHTはヘアサイクルを乱し、髪の毛の正常な成長を妨げます。その結果、毛髪の軟毛化を引き起こし、産毛増加や薄毛へと進展します。

■ヘアサイクルのメカニズム

髪の毛の生え変わり周期である「ヘアサイクル」ですが、ヘアサイクルが乱れるとなぜ薄毛を招いてしまうのでしょうか。

私たちの髪の毛は常に伸び続けているわけではなく、伸びては抜け落ち、また新しい髪の毛が生えてくるという一定の周期を繰り返しています。これを「ヘアサイクル」と呼びます。ヘアサイクルは、髪の毛が伸びて成長する「成長期」、髪の毛の成長が止まる「退行期」、髪の毛が抜け落ちる「休止期」の3つの期間から構成されています。

健康的な状態であれば、成長期は約2〜6年、退行期は約2週間、休止期は約3〜4カ月ほどで、成長期がヘアサイクルのほとんどの時期を占めています。しかしAGAの影響を受けると成長期が極端に短縮され、髪の毛が十分に成長しないまま退行期を迎えてしまいます。これにより産毛のような髪の毛が増え、薄毛を招いてしまうのです。

また、ヘアサイクルは毛根ごとに異なるため、抜け落ちる髪の毛もあれば新しく生えてくる髪の毛もあります。そのため、生え際の産毛も一気に増えるのではなく、徐々に増えていきます。

■ヘアサイクルには寿命がある

ヘアサイクルには生涯で繰り返す回数に限りがあるといわれています。AGAの影響で1回のヘアサイクルが短くなるとヘアサイクルの回転率が高くなり、残りのヘアサイクルが早く消費されてしまいます。ヘアサイクルを終えた毛根からは発毛ができなくなるため、AGAはヘアサイクルが多く残っている早期段階で治療を施すことが大切とされています。

産毛を濃くするには? 具体的な対策方法

たとえ産毛であったとしても、毛が生えてくるということはヘアサイクルが残っている証拠と考えられます。その状態であれば治療を行うことで産毛を太く長く成長させ、本来の髪の毛の状態へ戻せる可能性があります。

産毛を元の髪の毛へと戻すには、AGA治療もしくは食事や睡眠など生活習慣の見直しが有効です。それぞれについて詳しくみていきましょう。

■AGA治療

AGA治療は内服薬と外用薬による投薬治療が一般的で、主なAGA治療薬には「フィナステリド」「デュタステリド」「ミノキシジル」があります。

◯フィナステリド

フィナステリドは、Ⅱ型5αリダクターゼを阻害する働きを持ち、テストステロンがDHTに変化するのを抑制する効果を持つ内服薬です。これによりヘアサイクルを正常な状態に戻すことでAGAの進行を抑えます。

◯デュタステリド

デュタステリドは基本的にフィナステリドと同じ効果を持つ内服薬です。しかしデュタステリドの薬理効果はフィナステリドの3倍だといわれており、より高い効果が期待できる治療薬とされています。

◯ミノキシジル

ミノキシジルは血流促進や髪の毛の生成をサポートする効果を持ち、発毛を促す治療薬です。ミノキシジルには内服薬と外用薬があり、患者様の状況や要望に合わせた処方が行われます。

■生活習慣の改善

偏った食事や過度な飲酒などの乱れた食生活、質の悪い睡眠、過激なストレスなどは育毛環境にあまり良いとはいえず、これらを改善することで産毛を濃くできる可能性もあります。

食べ物からの栄養摂取は髪の毛の正常な生成に欠かせません。主にタンパク質やビタミン類、亜鉛などの摂取は髪の毛に良いとされています。栄養バランスの整った食事を一日3食、規則正しくとることを心がけましょう。

また、質の良い十分な睡眠も健やかな髪の毛の成長にとって大切な要素です。睡眠中に分泌される成長ホルモンは、正常な代謝や細胞の修復を促す働きがあり、髪の毛の生成もサポートしてくれます。就寝直前のスマホ操作、飲酒は控えるなど睡眠の妨げをなくすような工夫が大切です。

過度なストレスも自律神経の乱れから血行不良につながる可能性があります。血行不良になれば頭皮への髪の毛の生成に必要な栄養の供給が滞ってしまいます。そうならないためにも、適度な運動や自分に合ったストレス解消法を実践することをおすすめします。

生え際の産毛でお悩みならAGAヘアクリニックへ

生え際の産毛が目立つ場合は、AGAの影響で薄毛が進行しているかもしれません。しかし、まだ産毛が生えているうちは適切な治療を施すことで改善する可能性があります。ヘアサイクルには限りがあるため、産毛の増加や生え際の後退が気になったら早めに医師に相談することをおすすめします。

AGAヘアクリニックでは、髪の毛に関するあらゆるお悩みのご相談を承っております。診察や相談は無料で行っており、治療薬の処方だけではなく薄毛に関わる生活習慣のアドバイスも行なっています。薄毛が気になる方はぜひ一度、診察を受けにお越しください。

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