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【医師コメントつき】ブラッシングは頭皮に悪い? ブラッシングで薄毛の人が気をつけるべきこと

毛髪・頭皮ケア

健やかな髪の毛をキープするためには、毎日丁寧なブラッシングが欠かせません。ブラッシングは髪型を整える以外にも、髪の毛に付着した皮脂や汚れを取り除く役割などがあります。

しかし、過度なブラッシングは頭皮を傷つける恐れがあることをご存知でしょうか。頭皮に思わぬダメージを与えてしまうと薄毛や抜け毛を招くきっかけにもなりかねません。そこで今回のAGAタイムスは薄毛の人がブラッシングの際に気をつけるべきことをご紹介します。

過度なブラッシングは頭皮を傷つける

髪の毛のブラッシングには、髪の毛に付着した汚れを落としたり、絡まった髪の毛をといたりなど様々な効果があります。特に洗髪前にブラッシングをしっかりと行い、髪の毛に付着した塵や汚れをある程度落とすことで、より洗髪効果が高まるといわれています。しかし一方で、ヘアブラシによるブラッシングは頭皮を傷つける可能性があるため注意が必要です。頭皮が傷つくと様々な頭皮トラブルを助長することになります。頭皮トラブルには様々な症状がありますが、中には薄毛や抜け毛に繋がるものもあります。薄毛や抜け毛が気になる場合は特に、頻繁なブラッシングは避け、頭皮を傷つけない丁寧なブラッシングを心がけるとよいでしょう。

スカルプブラシの頭皮マッサージ効果は薄毛に有効か?

洗髪時に使用し、頭皮にほどよい刺激が加わる「スカルプブラシ」も薄毛の方には良くないとされています。頭皮に直接ブラシのピン部分を押し当てることで頭皮が傷つく恐れがあるからです。頭皮は皮膚の一部であるため、摩擦や刺激により表皮や毛穴が傷ついたり、髪の毛の根本部分が摩擦されて切れ毛に繋がる恐れがあります。

スカルプブラシは一般的には“汚れを落としながら頭皮をしっかりとマッサージすること”を目的として作られている製品がほとんどです。しかし薄毛の方が正常な育毛を目指すためには、頭皮を傷つけないためにもスカルプブラシの使用は控えた方がよいといえるでしょう。頭皮のマッサージを行う際には、指の腹をつかって揉むようにしましょう。

薄毛に有効的なブラッシングとは

ブラッシングやスカルプブラシの使用は頭皮に良くないと考えられますが、“薄毛の方は絶対にブラッシングをしてはいけない”という訳ではありません。薄毛の場合でも正しい知識を持ち、適切にブラッシングを行うことで育毛にも有用なものとなります。

まず、「ブラッシングで頭皮をマッサージする」という概念は取り除きましょう。ブラッシングを行うにあたり、最も大切なことは「髪の毛に付着した汚れを落とす」ことと「髪の毛の絡まりをとく」ことです。

ブラッシングを行う際は、ブラシが頭皮に当たらないよう気を付けながら髪の毛を優しくとかします。髪の毛に絡まりがある場合は無理やりブラシを通そうとすると、髪の毛と共に頭皮が引っ張られてしまう恐れがあります。頭皮が無理やり引っ張られると髪の毛の元となる組織にまで悪影響を及ぼす可能性があります。

スカルプブラシなど頭皮専用のブラシは「髪の毛をとかす」ことに適していません。髪の毛をとかす場合はスカルプブラシではなく普通のブラシを使用しましょう。普通のブラシを使用する際も頭皮を刺激しないように優しくブラッシングするとよいでしょう。

髪の毛が濡れた状態のブラッシングは、表面のキューティクルが開いた状態になっているため、ブラッシングの摩擦によって髪の毛が傷みやすくなります。ブラッシングをする際は髪の毛を完全に乾かした状態で使用することをお勧めします。

洗髪前のブラッシングがお勧め

洗髪前に髪の毛をブラッシングをすることで髪の毛に付着した塵や埃、汚れなどがある程度取り除かれ、シャンプー時に頭皮や髪の毛の汚れがより落ちやすくなります。洗髪前には丁寧に、頭皮を傷つけないようブラッシングを行うとよいでしょう。

シャンプー前に頭髪についた埃や汚れなどを落としておくと少量のシャンプーで汚れをしっかりと洗い流すことができるようになります。シャンプーの使い過ぎは頭皮への負担にも繋がりますので、効率よく洗うことができます。また髪の毛のもつれを解消してシャンプー時の指通りをスムーズにできます。髪の毛の引っ掛かりを解消できれば、切れ毛や予期せぬ抜け毛の予防にもなります。

さらにシャンプーを1日に何度も行うことは頭皮や髪の毛に良くないため、育毛にも悪影響を及ぼす可能性があるとされています。洗髪前のブラッシングはシャンプーの洗髪力を上げることが考えられるため、1日に行うシャンプーの回数を制限するためにも有用かもしれません。

一般的なヘアブラシの種類

ヘアブラシには様々な種類が存在します。それぞれにどのような特徴があるのか、代表的なヘアブラシの種類をご紹介します。

1. ベントブラシ

ブラシの目が粗く、すき間があいているタイプで「スケルトンブラシ」とも呼ばれています。プラスチック素材のものが多く、手ぐしに近い感触で髪をとかすことができます。髪との摩擦が発生しにくいので、静電気もあまり起こりません。ブロースタイルを整えるのにも役立ちます。髪が絡まりやすい方やダメージヘアの方、毛量が多い方に適しているといわれています。

2. ハーフブラシ

イギリスで誕生した通称「デンマンブラシ」は、ブラシ部分が半円状に盛り上がったヘアブラシです。髪をしっかりとかすことができるシンプルな形で、髪が絡まりやすい方でも使いやすいのがポイントです。ブラシ部分が比較的硬めなので、髪のボリュームを落ち着かせたりする場合に効果的です。

3. パドルブラシ

通常のブラシに比べ、ややサイズが大きいのが特徴の「パドルブラシ」。ブラシ面積が広いので、短時間でブラッシングすることができます。またクッション性が高く頭皮に優しいため、頭皮を刺激したくない方にも向いているといえます。なかでもクッション部分に空気穴があいていて、弾力の高いものが人気のようです。

4. クッションブラシ

「クッションブラシ」という名の通り、ブラシ部分のクッション性が高く心地よい弾力が特徴です。またクッションブラシは、ブラシの毛先が丸くなっていることが一般的です。ブラシ部分の中央が盛り上がり、髪の毛に当てやすい作りになっているのもポイントです。シャンプー前に使えば、髪についたゴミを取り除いたり髪をまとめる時にも使いやすいブラシです。

このようにヘアブラシと一括りにしても、種類によって効果は様々です。自分が使っているヘアブラシが目的に合っているのか、改めてチェックしてみましょう。

一般的なヘアブラシの素材

薄毛や抜け毛が気になる方は、形状だけでなく、ピン(毛の部分)の素材にも注目しましょう。安価なブラシの大半を占めるナイロン製から、豚やイノシシなどの獣毛製、さらには「セシオン」という物質を含んだものなどピンの素材もたくさんあります。頭皮に優しい素材を選べば、薄毛や抜け毛が気になる方の心強い味方になってくれることでしょう。

1. ナイロン製

一般的なヘアブラシに多いのはナイロン製です。水洗いできるため、常にブラシを清潔に保てることがメリットです。また安価で購入できるのも魅力といえます。しかし素材の性質上静電気が起きやすく、乾燥している時期には髪の毛にダメージを与える恐れがあります。

2. 木製

ピンの素材が木材で、竹なども含まれます。静電気が発生しないので、髪の毛が絡まりやすい方やエクステを着用している方にとって有効なブラシです。またピンが太く丸いものも多いため頭皮を傷つけにくく、薄毛や抜け毛を気にしている方にもおすすめできます。

3. 獣毛製

ピン自体の弾力性により頭皮を傷めにくく、しっかりととかしてくれることが特徴です。また静電気が起こりにくいうえに木製と比較して油のなじみもよいため、髪にツヤを出す効果があるのもポイントです。

◆セシオンを含むブラシ◆
セシオンは、天然ミネラル鉱石を配合し、マイナスイオンを放出する効果があるとされる複合素材です。マイナスイオン効果でキューティクルの改善が得られ、髪にツヤが生まれるとされています。

正しいブラッシング方法

自分の髪質に合わせてヘアブラシの形状やピンの素材を選んでも、ブラッシングの方法が間違っていては、十分な効果を得られません。そこで髪の毛や頭皮に負担がかかりにくい、効果的なブラッシングの方法をご紹介します。

●毛先をとかしてから根元へ

はじめに、絡まりやすい毛先からとかしていきます。いきなり根元からブラッシングしようとすると、途中で引っかかってしまい抜け毛や切れ毛につながる恐れがあります。毛先の部分だけをやさしくブラッシングしてから、生え際やこめかみなどの根元から毛先にかけてキューティクルの流れに沿ってブラッシングしましょう。

●力の加減とスピードは“優しくゆっくり”と

ブラッシングの際にあまり力を加えすぎると、髪の毛や頭皮を傷つけかねません。力は入れすぎずに程よく行いましょう。とかすスピードもゆっくりとやさしく、髪の毛の上を滑らせるようにしてヘアブラシを動かすとよいでしょう。

●必要以上にブラッシングをしない

過度なブラッシングは頭皮を傷つけたり、髪の毛のキューティクルを剥がしてしまう恐れがあります。必要以上に繰り返すことはやめましょう。

自分にあったヘアブラシ選びを

健やかな髪をキープするためにも、ブラッシングは欠かせないヘアケアのひとつです。一方で、誤った方法でブラッシングをおこなうと逆効果になることも。ヘアブラシ選びやブラッシング時に注意すべきポイントはどこにあるのか、最後にもう一度おさらいしましょう。

●素材選びが大事

薄毛や抜け毛予防のためにも、摩擦の軽減や、静電気防止の処理がされているブラシが理想的です。少し高価ですが、薄毛や抜け毛予防を重視するならば、獣毛のブラシを検討してもよいかもしれません。

●“丁寧に優しく”が基本

ブラッシングは髪の毛の“もつれ”や“絡まり”をとく程度にとどめましょう。もし途中で髪の毛がひっかかったら、無理やり引っ張らずに少しずつ丁寧にとかしてください。無理矢理とかすと髪の毛や頭皮を傷めてしまう恐れがあります。

●お風呂上がりのブラッシングは要注意

濡れて無防備な状態の髪の毛に、必要以上のブラッシングを行うことはやめましょう。濡れた状態の髪はキューティクルが剥がれやすくなっているので、髪の毛に大きな負担となります。

●ヘアブラシはシーンで使い分ける

一般的なヘアブラシ、獣毛のヘアブラシ、セシオンを含むブラシなど、様々な種類のヘアブラシがありますが、使用する場所や髪の状態、洗髪前後などで使い分けましょう。

毎日の正しいブラッシングだけでは改善できない薄毛も

正しいブラッシングによって頭皮がより清潔に保たれると正常な育毛が促されることが考えられます。しかし日頃から薄毛や抜け毛が気になっている場合、適切なブラッシングの効果だけでは改善が見込めないこともあります。

成人男性に多く見られる薄毛の症状はAGA(男性型脱毛症)だといわれています。AGAは額の生え際やつむじ周辺から抜け毛が始まり、ゆっくりと時間をかけて薄毛が進行していく脱毛症です。AGAを発症している場合はブラッシングの効果だけで薄毛や抜け毛の改善をすることは困難です。しかしAGAは治療で改善が可能とされているため、薄毛や抜け毛の改善を望む場合は医師の診察を受け、まずは薄毛の原因を診断してもらうことをお勧めします。

薄毛の治療はAGAヘアクリニックへ

AGAヘアクリニックは薄毛治療専門の病院です。医師による診察や相談は無料で行っているため、一旦薄毛や抜け毛の原因を知りたい場合でもお気軽にお越しいただけます。当院では内服薬や外用薬などでAGAを改善していきます。お一人おひとりに合った治療法をご提案させていただきますので、薄毛や抜け毛にお悩みの場合はぜひ一度当院へ診察にお越しください。

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