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【医師コメントつき】女性向け薄毛治療薬パントガール®(Pantogar)とは

薄毛治療

昨今はさまざまな媒体で男性向けの薄毛ケア商品や薄毛治療の広告が多く見られます。そのため、「薄毛は男性の悩み」という印象を持つ人もいるでしょう。しかし、薄毛のトラブルは男性ばかりでなく女性にも起こりうる問題です。

男性と女性では薄毛を発症するメカニズムが違うことがわかっており、女性に対し使用が推奨されていない薄毛治療薬もあります。そんな女性の薄毛に対して、世界で初めて効果が認められた内服治療薬が「パントガール®(Pantogar)」(以下パントガール)です。

今回のAGAタイムスは、女性用薄毛治療薬パントガールの成分や効果、注意点、入手法などをお伝えしていきます。

パントガールとは

パントガールは、世界で初めて女性の薄毛への有効性が認められた薄毛内服治療薬です。パントガールの有効性は科学的に証明されているだけでなく、実際に利用した多くの女性が実感しているようです。

パントガールの有効成分とその働きをご紹介します。

■パントテン酸カルシウム(ビタミンB5)

パントテン酸カルシウムは副腎皮質ホルモンの合成に関与し、ストレスに対し防御機能を高める作用があります。また、体内の糖質や脂質などのエネルギー代謝にも関わっています。

■ケラチン

ケラチンはタンパク質の一種で18種類のアミノ酸が結合して生成されており、髪や爪・皮膚などを構成している主成分です。

■L-シスチン

L-シスチンはケラチンというタンパク質を作るアミノ酸の一つで、肌の新陳代謝を助け、シミの原因となるメラニンの育成を抑える働きがあります。

この他にもパントガールには、「ビタミンB1」「薬用酵母」「パラアミノ安息香酸」など、健やかな髪の毛を育み、健康を維持するために役立つ有効成分が配合されています。

パントガールにおける実験・調査

パントガールの有効性においては、いくつかの実験・調査が行われています。2つの実験・調査報告をみていきましょう。

【臨床実験】

『The efficacy of drug therapy in structural lesions of the hair and in diffuse effluvium–comparative double blind study』という有名な論文では、以下のような検証がされています。

びまん性脱毛症と毛髪構造損傷のある患者、60例を対象として「パントガール」、「その他の治療薬(Verum-2)」、「プラセボ(有効成分を含まない偽薬)」のそれぞれを約4カ月間使用し、膨張率、色素、細さ、毛直径、毛成長率を比較・検証した。その結果、毛膨張率、毛成長率において、パントガールはその他に比べ優位性を示しました。

【市販後調査】

パナマとグアテマラでは、パントガールの有効性を確認するための市販後調査が行われました。調査内容はパントガールを「使用前・6週間後・3カ月後」にあたるタイミングで、それぞれ3日間の脱毛数の平均値を計測した結果を患者と皮膚科医が主観的に判断するというものです。びまん性脱毛症を有する被験者29例、毛髪構造損傷を有する被験者19例を対象としています。

調査の結果、パントガールの投与前に脱毛が多かった、および中程度であった患者の86.7%にかなりの変化が認められました。3カ月後には患者の70%において脱毛症状が少なくなり、20%においては脱毛症状が認められなくなっています。この調査により、びまん性脱毛症におけるパントガールの治療効果は大多数の患者や医師から「きわめて良好」または「良好」と評価されました。

パントガールの注意点・副作用

上述したように、パントガールには女性の薄毛治療へ有効性が認められています。一方で、パントガールを服用するにあたり注意点副作用考慮しなければなりません。それらについて、詳しくみていきましょう。

【服用時の注意点】

パントガールに含まれる成分に対し、アレルギーの経験がある方は、必ず医師に相談しましょう。また12歳以下の子供に関しては、臨床実験が行われていないためパントガールの服用はできません。

妊娠中や授乳中の服用や他の薬との併用などについては、パントガールを使用したい旨をかかりつけの医師に相談してください。

【副作用】

パントガール服用中や服用後に重篤な副作用が起きたという事例の報告はありませんが、軽度のものでは腹痛、下痢、めまい、頭痛、動悸、胸やけなどが起こる場合があるとされています。

またビタミンは必要以上に摂りすぎると「過剰症」になるリスクがありますが、パントガールに含まれるビタミンはすベて水溶性ビタミンです。そのため、仮に過剰摂取しても尿として排出されるので人体に対する悪影響はないと考えられています。

上記にように、パントガールには発毛効果を認める報告がありますが、男性のフィナステリドやデュタステリドのような医薬成分は含まれていません。メリットとしては副作用が少ないことが挙げられますが、パントガールだけで女性の薄毛を完全に治療することは難しいことが多いです。

また、女性の場合にはびまん性脱毛といって、全体の毛量が低下する脱毛パターンをとりますので、全身疾患に伴う脱毛の場合もあります。たかが脱毛と思わずに一度は病院で相談されることをお勧めします。

パントガールの入手方法

パントガールは、薄毛治療専門クリニックや皮膚科などで医師に処方してもらい購入することができます。

個人輸入での購入も可能ですが、きちんと安全基準を設けた機関を通しての購入でない限り、偽薬であったり含有成分が不明、または不純物が紛れていたりするなどのリスクを伴います。また、先述したようなリスクに加えて悪質な個人輸入代行サイトも存在するため、「国内のサイトだから安心だ」とも一概に言えません。

安価という理由だけで安全をないがしろにせず、薄毛治療専門のクリニックで処方してもらいましょう。

パントガールは副作用がほぼないとされていますが、例えば副作用が現れたとしても個人輸入の場合はすべて自己責任で対処することになります。万が一に備えるためにも、医師と相談しながら服用することをお勧めします。

女性の薄毛のお悩みはAGAヘアクリニックへ

薄毛や抜け毛でお悩みの方の中には「恥ずかしい」「相談しづらい」といった思いから、ご自身で解決しようとされる方もいるでしょう。しかし、女性の薄毛や抜け毛は原因や治療法が分かりづらいため、自力での改善は難しいといえます。

AGAヘアクリニック(以下、当院)は、女性向けの薄毛治療にも対応しています。当院ではパントガールと同様の成分に加え、育毛に不可欠なビタミンやミネラルを独自に配合した女性専用の薄毛治療薬「PANTO」を処方しています。薄毛でお悩みの方は、ぜひ当院へお越しください。

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